病気やケガによる入院や手術等を保障する医療保険です。
生命保険会社の商品では、特定の持病がある場合や妊娠中の場合、加入制限が設けられますが、少額短期保険商品の中には、「特定の持病があっても加入できる」商品や「妊娠中でも加入できる」など特徴的な保険商品があり、様々なニーズに対応しています。
少額短期保険会社 保険商品一覧
「病気・ケガに関する保険」を取り扱っている少額短期保険会社および商品の一覧をご確認頂けます。 各商品のロゴや「詳細」をクリックいただくと、詳細な商品内容をご確認頂けます。
表示される記事はありません
生命保険会社の医療保険と少額短期保険の違い
生命保険会社が提供する医療保険と少額短期保険会社が提供するミニ保険とでは、給付金額・保険料の上限額や保険期間に違いがあります。
まず、給付金額については、生命保険会社の医療保険の場合、被保険者の年収や職業によって設定可能な給付金額が変わります。例えば、入院給付金については、「年収の1/360」が上限度する保険会社が多く、年収が360万円の方の場合だと設定可能な入院日額は1万円までとなります。尚、手術給付金は入院日額の設定額×所定の倍率となっている保険がほとんどで、多くの場合、入院給付金日額と年収が引受の目安になっています。
(高所作業者など一部の職業の方は、職業による制限もあります。)
一方、少額短期保険の場合は、医療保険の給付金額の上限額は「80万円」と決まっています。従い、年間を通じて給付金が80万円を超えないような入院給付金日額や支払限度日数、手術給付金額となっています。万一、超えてしまう場合は「80万円の支払いをもって終了となり、80万円到達の翌月から更新日の前日までの保険料支払いが不要」となるといった措置を取ります。
また、保険期間についても生命保険会社と少額短期保険では異なります。生命保険会社の医療保険のほとんどは保険期間が「終身(一生涯保障)」ですが、少額短期保険の場合は保険期間が「1年間(更新は可能)」となります。
「終身」の場合、加入時の保険料がずっと変わらないというのが特徴ですが、1年間更新である少額短期保険の場合は、更新ごとに支払保険料が変わります。従い、若いうちは保険料は安いのですが、高齢になるにつれて高くなっていきます。
上記をふまえると、一生涯の保障は生命保険会社の医療保険に加入し、入院があると大変な現役世代の方は、安く加入できる少額短期保険を追加加入するなど組合せて設計するといった方法もあります。
それぞれの特徴を理解することで、より良い医療保険の設計ができるでしょう。
生命保険会社の医療保険 | 少額短期保険会社の医療保険(傷害疾病保険) | |
---|---|---|
保険金額 | 被保険者の年収、職業等によって異なる | 80万円以下 |
保険期間 | 終身が一般的 | 1年間(更新は可能) |
医療介護保険料控除 | 控除対象 | 控除対象外 |